
ネステナーとラックはどちらも似たような性質を持つ保管器具ではありますが、使い方が微妙に異なります。
保管する荷物に合わせて設置する場所を自由自在に変えたいならネステナーが、保管する荷物が決まっていてレイアウト変更の必要がない場合はラックの方が利便性は上回ります。
一般的に倉庫や工場などでよく使われているスチール製の保管棚を『ネステナー』と言います。
特徴は使用する際に固定が必要ないことです。
などの保管器具は通常地面や壁に固定して設置されますが、ネステナーは固定せず床に置くだけで利用できます。
設置が容易なの上、導入コストが低く、初期費用を抑えられるメリットがあります。
また、必要に応じて数を増やしたりレイアウトを変更したりと高い自由度があり、工場や倉庫内のスペースを効率的に有効活用できます。
一方の『ラック』は、平面サイズがネステナーよりも大きくなり、設置する際には、床などに固定して使用します。
そのため一度設置すると、ネステナーのように簡単に場所を移動させることできなくなり、レイアウト変更などが難しくなってしまいますが、ラックは固定されていることで安定性が増し、重たい荷物の保管にも対応可能というメリットがあります。
また、安定性に優れており、地震などの災害に最大の力を発揮します。
季節ごとに取扱量が変化し必要な保管スペースが変わる場合はネステナー、取扱量が一定である場合にはラックを設置したほうが保管効率はアップします。