
物流業界では当たり前のように聞かれる『はい作業』ですが、物流の現場に属していない方々にとっては聞き慣れない言葉です。
「はい」とは、倉庫、工場に積み重ねられた荷物のことを指します。
袋や箱など、梱包された状態の荷物を指し、木材も「はい」に該当します。
ネステナーは積み重ねが可能で、狭いスペースでの保管効率を高めてくれる一方で、荷物の保管場所が高くなってしまいます。
そのため、落下や転落のリスクが常に存在します。
物流業界では、そうした重大事故を防ぐために、高い場所に保管された袋物や箱物(はい)を取扱う際には、一定のルールを設けています。
規則正しく積み上げたり、積み降ろしする、そのルールのことを「はい作業」と言い、物流業界で働く人達は順守しています。
はい作業は、高い場所での荷物の取扱いが適切ではなかったり、注意を怠ったりするあと、荷物の重量によって、崩れて重大な事故につながったり、墜落・転落災害といった重大事故に繋がる危険性の高い作業であることから、経験と十分な技能、そして、安全管理についての知識を有する人がマネジメントすることが、災害を防止する上で重要になってきます。
いくら忙しいとはいっても、『はい作業』を怠り、安全対策をおろそかにすると致命傷や大怪我を負う事故につながりかねません。
物流現場に携わる人達が安全・安心に働くための環境作りに、『はい作業』は絶対に欠かすことができない心得、ルールであります。